1936年に誕生したファッション誌『装苑』の創刊20周年を記念して、「若い才能を発見し、世に送り出す」の精神のもと、1956年に創設されたファッションコンテスト「装苑賞」。 そのフィロソフィーに共感し、今年96回目を数えるこの歴史あるファッションコンテストの公開審査会に、NEW ENERGYは協賛として参画いたします。また、同コンテンツ内で、NEW ENERGYコンセプター兼クリエイティブディレクターである渡邊睦が選考する【NEW ENERGY 特別賞】が新たに創設されます。 創造する全ての人たちがその手を止める事がないよう、そんな社会を共創していく為に、私たちは「装苑賞」を支援します。

ファッションには、未だに社会を変えれる力があり、 文化を広げる力があり、人を育て切り開く力を与えてくれる、イノベーティブな「道具」だと考えています。 しかし、今は環境問題、労働問題など様々な問題がくっついてくる業種に見られがちですが、その変革を含めて、長い道のりを次の世代に渡せる、イノベーティブな「道具」なのです。人間の長い歴史を見ても、ファッションに終わりはありません。NEW ENERGY賞の役割は、感度の高い人達が集まり、適正な評価をすること、実務を通して、現実という分厚い壁を壊せるような、デザイナーを育成し発表することです。 装苑賞へのエントリーを通過したことは、とても素晴らしいことです。 この出発点から、長い年月をかけて、巨大なビジョンを描いていっていただきたい。 ファッションには力があります。

---

「若い才能を発見し、世に送り出す」 それが装苑賞の精神です。 装苑賞は、昭和 31 年に、日本で初めてのファッション界の新人賞として創設されました。この賞は 戦後いち早く、デザインの重要性と、新人デザイナーの才能の芽を育てることの必要性を感じた先達の知恵から生まれました。その後 60 年以上の永きにわたり、多くの審査員の先生方の御協力を得て94 名の受賞者を世に送り出してまいりました。