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2023.10.03

タブレット型ライスギフト「コメタブ」、クリエイティブの力で‘お米’をコミュニケーションツールに!

 日本人は、お米と共に文化や歴史を作ってきた、と言っても過言ではありません。主食として、また稲作を通した文化やコミュニティーの創成など、我々の生活に密接していた「お米」。しかし近年、日本人の米離れは加速する一方です。

 江戸時代から代々お米の卸業を営んできた田島屋は、そんな逆境の中、米食文化を未来へ繋いでいきたいと、2017年に新しいプロジェクト「コメタブ」をスタートさせました。タブレット型の小型真空包装で、お米を「ツールでありギフトに」「ささやかだけど嬉しい」アイテムとして展開しています。かつてのような「お米」との親密な関係を取り戻すべく、クリエイティブな発想で挑んでいます。

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―そもそも、お米をタブレット型にする発想はどこから?

 たまたま、茶葉用真空包装機器のメーカーさんから、お茶用真空パックの技術を活用すれば、お米も小型の真空包装ができるはずだ、という話を頂いたのがきっかけでした。

 確かに今、一般的に流通しているのは、2キロや5キロの大型米袋。これでは日々の買い出しにしても、気軽に買える、とは言い難い。多様化した食生活の影響もあり、米離れが加速している今、お米を身近に感じてもらえるアプローチ方法はないか、と考えていたタイミングでの出会いでした。

 そこで、お米を届ける方法を別の角度からとらえ、辿り着いたのが「コメタブ」プロジェクトです。薄型で携帯しやすく、パッケージは自由に印字しデザインする事で、「お米をコミュニケーションツールに!」というコンセプトを打ち出しました。

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―まさに、「ツールでありギフト」の発想で、企業等のノベルティー需要にマッチしたんですね。

 展開し始めた当初お客様から「お米をもらって困る人はいない」と仰って頂き、日本人にとってのお米の立ち位置はやはり特殊だな、と実感させられましたし、ある種「コメタブ」プロジェクトの可能性を実感しました。他にも、プロジェクトが動きだして発見した事は多く、開発者というより、皆さんと共創しているイメージです。まさに、コメタブが繋いだコミュニケーションです。 一般的にノベルティは、価格や条件の縛りが多いうえ、「もらって困らない」が大前提です。新しいアイテムを探されているご担当者の方々に、安心して面白がって頂けるコンテンツとして受け入れて頂けた事が励みになり、自信につながって来ました。また、もう一つ嬉しいのは、これまで接点を持ちにくいと感じていた業種の方々とのコラボレーションが実現する事。お米の懐の広さを再認識させられつつ、我々自身もコメタブが創るコミュニケーションの可能性を実感しています。

―アニメ、ミュージシャン、地方自治体のプロジェクトなど、多岐に渡って活用されてるようですね。

 これまでは、食としての「米」に捕らわれ、閉塞感すら生じていたのかも知れません。何かの固定概念に捕らわれてしまい、新たなアプローチ、届け先みたいものを生み出し切れていなかったように感じています。

 「コメタブ」をきっかけに、思わぬ接点ができた方々、そして「コメタブ」をプロジェクトとして面白がっていただいた事、それが何より嬉しいし、原動力となっています。

 一見、お米から遠いと思われる方々とも、臆する事なく接点を持ち、結果「コメタブ」自体が自走し、出会いや新しいプロジェクトに広がっていく、今はこの現象が本当に楽しいです。

 コメタブというツールを通して、お米でどう遊んでもらえるか?そこにわくわくしてますし、やりがいも感じています。 食べる人も減り、お米の産業自体の存続が危ぶまれる中、改めて今、日本人が脈々と築いてきた「米文化」に触れる、そのきっかけづくりになれば、そう願っています。

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-プロフィール-

コメタブ (http://kometab.com/)
RICE TABLET=KOME TAB 
コメた気持ちのぶんだけ喜ばれる
おコメギフトの新しいカタチ「コメタブ」

「コメタブ」は、古来より主食として、また縁起物として、私たちの日常に欠かせない「お米」に「タブレット型の真空包装&自由なデザイン」というスパイスを加え、より皆様の気持ちを表現できる、「ツールでありギフト」「ささやか、だけど嬉しい」、そんな贈り物として生まれました。

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