Blue Marble、台東区「浅草ものづくり工房」のインキュベーションマネージャーに就任
クリエイションの祭典「NEW ENERGY(ニューエナジー)」を主催する、Blue Marble(ブルーマーブル|ダイアモンドヘッド株式会社:東京都港区三田2-7-13 代表取締役・柴田幸一朗)は、台東区が運営する創業支援施設「浅草ものづくり工房」のインキュベーションマネージャーに就任しました。
ここでは、台東区を拠点とし継続的な創作活動を実現する事やブランド事業の自立、ビジネス面での根本的な課題の抽出ならびに問題解決など、Blue Marbleが入居者に寄り添う “伴走型の支援”を行います。
■ Blue Marbleは入居事業者(以下入居者)に伴走しながら、入居者が自走する力をサポートします。
「浅草ものづくり工房」に入居する9組は、創造性に満ちたクリエイターです。そんな彼らの永続的な活動を可能にすべく、ブランディングや営業戦略などの習得支援を行います。単なるコンサルティングの枠を超え、入居者と同じ目線に立ち、課題解決、事業者として持続可能な体制作りを目指します。私たちは、単なる事業戦略、マーケティング分析の提供に留まらない、伴走型の支援を追求して行きます。
「浅草ものづくり工房」とは?
浅草ものづくり工房は、台東区の地場産業である靴、鞄、バッグ、ベルト、帽子、ジュエリー、アクセサリーなどものづくり分野で事業を興し、成長させていこうという個人や創業間もない法人を支援するための施設として、平成21年に開設されました。経営、マーケティング、営業、ネットワークづくりなど、様々な支援を提供することで、入居期間(最長3年間)に、企業としての十分な競争力を身につけ、施設を卒業し、独り立ちしてもらうことを期待しています。入居者にはものづくりにとって最適な製造環境が提供される他、事業推進のための支援やアドバイスが受けられる等、より多くのビジネスチャンスを得ることができます。
インキュベーションマネージャーとは?
2023年4月から、“浅草ものづくり工房” のインキュベーションマネージャーを務めることになりました。インキュベーションマネージャーとは、簡単に言うと ”創業間もない起業家の事業達成をサポートする身近なパートナー”です。「デザインイベント主催者が、職人やクリエイターの創業を支援?」と、疑問に思われるかもしれませんが、クリエイターのPR並びに流通のきっかけとなる場所を20年間フォーマット化してきた私たちにとって、次世代クリエイターの育成は重要な課題の一つであるという認識でいたので、とても自然な流れでこのお仕事にたどりつきました。(写真:石塚杏梨 / NEW ENERGY (Blue Marble)プロデューサー 兼 中小機構(独立行政法人) 中小企業経営支援アドバイザー)
浅草ものづくり工房は、浅草駅から隅田川沿いに北へ約2kmにある、元校舎を活用したクリエイターの創業支援施設です。地場産業である皮革製品を中心に、ものづくりに関わる職人やクリエイターが創業しビジネスが軌道に乗るまでの支援を官民一丸となって行います。この場所に入居している9組それぞれと経営ビジョンや戦略を整理しながら、彼らのビジネスが継続し、大好きなものづくりを続けられるよう、伴走します。具体的には、経営・営業・広報・マーケティング・クリエイティブの5項目を中心に支援します。知識の提供だけではなく、継続的な活動を一緒に考える「支えの様な存在」であるとともに、入居者が自立できる様、根本的な課題の抽出ならびに解決に対する「気づきを与える存在」でありたいと考えます。誰に聞いて良いのかわからない些細な疑問にもお答えできるような、身近な存在になりたいと考えます。
入居者の声
yojiomi crafts|近江 洋司(入居2年目)
Profile|靴職人、近江洋司によって 2017 年にスタートしたハンドメイドシューズブランド。手染めによるカラフルな色表現を特徴とし、ファッション、アート、クラフト、プロダクトの境界で、「 誰かの心の琴線に触れる色 」をテーマにものづくりを行う。
Voice|私は浅草の靴学校で靴作りを学びました。素材や道具の問屋、メーカーが密集しており、靴作りをするには最高の環境と考え、2022年4月より浅草ものづくり工房にアトリエを構えました。新たに就任したインキュベーションマネージャーに期待するところは、ブランドとしての魅せ方や発信方法など、よりクリエイティブな目線でのアドバイス、また、NEW ENERGYのファッションイベントを運営するチームだからこそ持ち得る、そのネットワークと、繋がりにより生まれるものへの可能性を感じています。
Tommelise|田中 妙佳(入居1年目)
Profile|2019年に誕生したTommelise Jewelryは、デザイナーが職人を兼ねる。‘大人にこそ似合うフラワージュエリー’をコンセプトに、デザインだけではなく、ジュエリー製作における全ての工程を自ら手掛け、思いを込めたジュエリーを生み出している。
Voice|これまで台東区を拠点に活動する中で、浅草ものづくり工房を通じて、ジュエリー製作に必要な素材の仕入れ先開拓や、経営・マーケティングのノウハウを一から学べる事を期待し、今年4月より入居しました。事業を展開する上で露見する課題や、ビジョンの実現に寄り沿って頂ける関係性を期待しています。
■ 入居者一覧
201号室:Hirose shoe design / 廣瀬 友和 / 靴 / https://www.instagram.com/hirose_shoe_design/
202号室:WAL footwear technology / 渡辺 健太 / 靴 / https://www.instagram.com/wal.footwear.tech/
203号室:yojiomi crafts / 近江 洋司 / 靴 / https://www.instagram.com/yoomjii/
301号室:magnecto / 山本 倫広 / アップサイクルプロダクト / https://www.instagram.com/magnecto._designstudio/?hl=ja
302号室:amenez-moi! / 勅使河原 由美子 / バック / https://www.instagram.com/amenezmoi_bag/
303号室:dito.tokyo / 増渕 文也・石井 快 / 靴 / https://www.instagram.com/dito.tokyo/
304号室:Tommelise / 田中 妙佳 / ジュエリー / https://www.instagram.com/tommelise_jewelry/
305号室:ヒノシューズ / 小島 宙丸 / 靴 / https://www.instagram.com/hinoshoes/
306号室:MAKAMI / 久津 真実 / 革小物・バック / https://www.instagram.com/makami_gibier/
施設運営者より
台東区はものづくりの街です。浅草ものづくり工房は、これから、ものづくり分野で活躍される方々の創業支援施設です。今回、ご縁がありインキュベーションマネージャーとして、ご協力いただくこととなりました。一緒に入居者の夢の実現に向けて、また、台東区の地域産業活性化に向けて共創していきます。(公益財団法人台東区産業振興事業団 事務局次長 久我 洋介)
Blue Marble(ブルーマーブル)
私たちはクリエイションコミュニティです。クリエイションという多様性に満ちた 言語でつながるコミュニティを創造し、 社会・文化・芸術・育成の発展に寄与する活動を行なっております。私たちは「クリエイションが人を豊かにする」と信じています。
【主な事業内容】 クリエイションの祭典NEW ENERGYの企画運営 / 地域や地場産業の発掘及びプロモーション業務 / 次世代クリエイターのインキュベーション支援 /企業とクリエイターのマッチングや開発支援等
【所在地】〒108-0073 東京都港区三田2-7-13 TDS三田ビル6F
【TEL】050-3173-0666 受付時間:11:00-17:00(土日祝除く)
【問い合わせ】info@bluemarble.ooo
【公式サイト】https://bluemarble.ooo/
浅草ものづくり工房
【所在地】〒111-0023 台東区橋場1丁目36番2号 台東区立産業研修センター内
【公的支援機関】公益財団法人台東区産業振興事業団
【TEL&FAX】03-3876-3720
【公式サイト】https://monokobo9.com/
【施設公開】工房の施設公開は年一回(令和5年度 10月20日~22日 予定)